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About

クラウドコンピューティングは、企業や個人、行政、教育、研究などの幅広い分野において、急速な勢いで活用が広がっており、専門知識と経験を有する技術者の育成が急務となっています。

 

そのクラウドコンピューティングの発展においては、特定のベンダーに依存しない様々なオープンソースソフトウェア(OSS)の活用が鍵となっていることが特徴的で、その中でもクラウド管理フレームワークであるOpenStackが非常に注目されています。

また、クラウド技術に注目するシステムインテグレーターやユーザー企業は、これらのOSS技術を習得し、システムの設計、導入、運用などの様々なフェーズにおける知識やノウハウを蓄積したいと考えています。

 

弊社の親会社である株式会社モーフ・ラボは、クラウド環境の構築・管理を製品化し、クラウド基盤ソフトウェア「mCloud (エム・クラウド)シリーズ」を提供しています。「mCloudシリーズ」は、OpenStack、KVM、Nexenta、Zenoss、PuppetなどのOSS技術を活用し、クラウド型サービスを提供するiDC事業者や、SaaSを提供するISVなどが利用しやすいように、独自のRuby on Railsベースのユーザーインターフェースや運用・管理機能を組み合わせており、モーフ・ラボは、仮想コンピュート、仮想ストレージ、仮想ネットワークなど多様な分野における技術力とノウハウを有する数少ない企業の1つです。

 

アセアン・ラボでは、モーフ・ラボが製品化に活用した技術力とノウハウを、製品という形でなく、SIサービスとしてクラウドサービ事業者や企業のクラウドシステム基盤の構築に役立て、クラウドシステムのさらなる発展や品質の向上に寄与します。

 

◆アセアン・ラボの事業概要

アセアン・ラボは、以下の3つの事業を展開します。

教育事業は、初年度数社の教育事業者と協業提携し、年度末までにオープンソース関連の教育コースを毎週開催する予定です。クラウドインテグレーション事業は、初年度で10社のインフラ構築を手掛け、コンサルティング事業では、初年度で5社の支援を予定しております。なお、3事業を合せて、今後3年間で20億円の売上を計画しています。

 

[1] 教育事業

まず第一弾として、クラウド管理フレームワークであるOpenStackのトレーニングコースを提供します。

OpenStackは、机上の学習や独学による習得は難しく、実際に自身で導入・設定してみないと理解しにくいシステムです。アセアン・ラボのOpenStackトレーニングコースは、ハンズオンに特化し、「OpenStack概要」コースから「OpenStackシステム管理1」コース、「OpenStackシステム管理2」コースまで体系化されており、合計5日間で概要から構築、設定・チューニング、トラブルシューティングまでがカバーしています。特に、システム管理1及び2コースでは、全受講者に4ノードずつ与え、OpenStackの主要コンポーネントの導入や設定をマルチノード型で体験できる他に類を見ないカリキュラムです。

マニュアル、講義などすべて日本語で提供しますが、Morphlabs社はOpenStack Foundation のゴールドスポンサーであり、アセアン・ラボが提供するこれらのトレーニングコースは、OpenStack Foundationの承認プロセスを経たオフィシャルプログラムです。

今後、OpenStackのネットワーク周辺に特化したコースや、大規模分散ストレージ向けOSSのCephのコース、アプリケーション導入・設定自動化ツールのPuppetやChefのコースなどを順次追加していく計画です。

 

[2] システムインテグレーション事業

クラウドシステム導入のコンサルティングから、システム設計、システム構築、運用設計などのインテグレーションサービスを提供します。

親会社の株式会社モーフ・ラボは、クラウド環境の構築・管理とアプリケーションの配布を自動化する「mCloudシリーズ」を、カスタマイズが不要でフルサポートを完備したソフトウェアやアプライアンスサーバなどの形態で提供していますが、カスタマイズが必要なお客様への導入の際は、今後は、アセアン・ラボがサービスを提供します。

モーフ・ラボの米国親会社であるMorphlabs社は、仮想コンピュート、仮想ストレージ、仮想ネットワークなど多様な分野における技術力とノウハウを有する優秀なエンジニアをフィリピンやシンガポールなどに多数擁しており、アセアン・ラボでも、ASEAN地域の優秀なオープンソース・エンジニアの人材ネットワークも活用する予定です。

 

[3] ASEAN地域への進出支援コンサルティング事業

日本のIT関連企業が、フィリピンやインドネシアをはじめとするASEAN地域に進出する際に、コンサルティング、人材紹介などのサービスを提供します。

成長著しいASEAN諸国では、例えば「1年後に店舗数を10倍にするため数ヶ月内にシステムを10倍に増強しなければならない」といった案件が頻繁に発生するため、クラウド技術とノウハウを蓄積した日本企業が進出するチャンスを秘めた市場です。アセアン・ラボは、これらの企業を支援すると共に、自社のシステムインテグレーション事業も、日本国内だけでなく、ASEAN諸国を市場として展開していく計画です。

また、ASEAN諸国は、既に欧米諸国のIT分野の活動におけるグローバルソーシングの重要な地域となっており、特にOSSの領域では、英語が話せる優秀な技術者が多数存在します。そして、人件費が上がる傾向にあるものの、依然としてコストメリットを享受しながら、優秀な人材にリーチすることができます。アセアン・ラボは、技術者の流通においても日本とASEAN諸国の橋渡し役を担います。

 

◆会社概要

社名      :アセアン・ラボ株式会社(ASEANLABS, Inc.)

所在地     :東京都新宿区新宿6-27-28

代表者     :代表取締役 金野 諭

事業内容    :クラウド教育事業、クラウドインテグレーション事業

       ASEAN地域への進出支援コンサルティング事業

電話      :03-6276-4700 (株式会社モーフ・ラボ内)

E-mail   :info@aseanlabs.com

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